宮城県北の登米市米山町で甘くておいしいいちごを作っています

豊かな米どころに実る美味しいいちご

宮城県北の内部に位置する登米市米山町は緑豊かな田園風景が続く米どころです。秋になれば黄金の実りを付けた穂が頭を垂らし、刈り採りの日を待っています。
米山町は田畑に適した平地が続き、東北の中でも雪が少ない地域。20年ほど前からいちごの栽培がおこなわれて来ました。 しかしいちごの生産は難しく、栽培から出荷に導くまで、何度も失敗し試行錯誤を繰り返しました。現在では安定した美味しいいちごを生産できるようになりました。 登米市のいちご農家は数少なく、登米市産のいちごは希少です。 当ファームでは「もういっこ」と「にこにこベリー」の二つの品種を育てています。どちらも美味しいいちごです。ぜひ皆さんに食べていただきたいです。

いちご

もう一個食べたくなるいちご「もういっこ」

「もういっこ」は東北地方ならではの宮城県のオリジナル品種です。それまで「とちおとめ」や「さちのか」を中心に生産されていた宮城県のいちごですが、 寒冷地のため生産者はいちごの様々な病害に悩まされていました。そこで宮城県が1995年に新しい品種の開発に取り組み、うどんこ病や萎黄病に抵抗性がある交配品種などと交配を重ねました。 そして開発から10年が過ぎた2005年に、寒冷地も病気に強い「もういっこ」が誕生しました。  『大粒の果実にもかかわらず、ついついもう一個手を伸ばしてしまう』という意味がこめられて、「もういっこ」という名前になりました。

もういっこパック

笑顔を作り出す「にににこべりー」

本県のいちご生産において、本県育成品種「もういっこ」と栃木県育成品種「とちおとめ」の2品種が主力品種として作付けされています。 「とちおとめ」は、年内数量が多く食味が優れている品種ですが、本県では「もういっこ」に比べてやや全期間の収量が少ない傾向に見られます。 一方、「もういっこ」は全期間の収量が多く硬い果実が特徴ですが、年内の収量が「とちおとめ」と比べて少ない傾向がみられます。 そこで年内から安定した収量が得られ、全期間の収量が多い品種育成を目標として、「もういっこ」を子房親に「とちおとめ」を花粉親として、交配され平成29年に新品種として誕生しました。
「作り手、売り手、さらには手に取って食する全ての人が笑顔になるイチゴ」という想いを込めて、「にこにこべりー」と命名されました。

もういっこパック
イチゴ イチゴ畑 イチゴの花 もういっこ